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5月歌舞伎座★いつのことだよ [観劇メモ]

アップしていた気になっていましたが、まだだったようです。
五月歌舞伎座の観劇メモです…。


歌舞伎座に行ってきました。
正直いって、今まで見てきた歌舞伎座公演の中で
一番チケット確保に苦労しました。勘三郎襲名公演5月夜の部。

「義経千本桜」四ノ切。筋はわかりきっている演目なので、
面白がって英語のイヤホンガイドを借りてみました。
解説よりもセリフの超訳という感じのものなんですね。
これからも筋もセリフもよくわかっているお芝居の時に借りてみようかな。

菊五郎さん演ずる源九郎狐が鼓をもらった場面、
なぜか知らないけど涙が出てきてしまって自分でも驚きました。
今まで数え切れないほどこの演目を見てきたけれどこんなことは初めて。
お芝居の生の面白さですね。
菊五郎さんのお芝居がとても丁寧で、客席に伝わるべきものが
きちんと伝わってきたのかな。

「出があるよ!」の人があまり良いタイミング、かけ方ではなかったせいもあって、
登場場面とか、アクロバティックな場面はキレがなくなったような印象もありましたが、
その分、仕草などが丁寧で良かったです。

海老蔵さんの義経は、登場して、伏し目がちだったのを
クッと正面を見るその瞬間が妙に印象的でした。
目が効くってこういうところなんだろうな…。
義経って武人なんだよねと改めて感じさせてくれる義経でした。
セリフが始まるとコケたけど(笑)。
静御前は菊之助さん。ちょっと細かい芝居が多すぎるかな。
落ち着きのない感じがしてしまいました。
田之助さんの飛鳥、出演場面はほんのちょっとだけれど、印象に残っています。

「鷺娘」玉三郎さん。
綺麗~。町娘の部分よりも鷺の精の部分のほうが似合っているというのが
この方のキャラクターを表していますね。
何だかもう「この世のものとは思えない」の。
それがこの方の良い面でもあり、悪い面でもあるような気はしますが…。

「研辰の討たれ」

↑「研辰の討たれ」チョコレートの包装紙。

仮花道、意味あるの?その分座席に回せばいいのに…。と思ってしまった。
「使える機構があると使いたくなる」という気持ちはわからないでもないけど。
盆に関しては冒頭の影の場面からずっと効果的に使われていて、
スタンダードな歌舞伎しか見たことのないおばあちゃまがしきりに感心していました。

以前、新橋演舞場で歌舞伎バージョンのを上演した時は、
橋之助さんと三田寛子嬢との話を舞台上で暴露しまくっていた辰次。
今回のターゲットは勘太郎クンなのね…。
「震度3くらいの地震の時も彼女に『大丈夫だったか?』と
電話をかけるようなお優しい方だったじゃないですか~っ!!」と、声色まで使って息子の暴露話。
橋之助の時もこの作品の後、ガーーッと騒がれ始めて結婚までいったわけだから、
もしかしたら勘太郎お兄ちゃんも秒読み段階なんでしょうか。

勘太郎は今回は能動的に笑いをとれない役柄で、一見おいしくないですが、
受身の笑い・芝居もできる人なのだなと嬉しくなりました。
こういうお行儀の良いコメディができる役者さんって貴重ですものね。
「俺が俺が!」ってやるわけではないのに、可笑しい。

金魚ちゃん、可愛い!本当に芝のぶちゃんは可愛いわ。
女の子が出てるかと思った。「負けた」と感じた(笑)。

終盤、急にテーマが浮き出てきて、前半のお笑い路線とのギャップに
ついていけていない雰囲気がありました。だから幕切れの後味が悪い。
中盤で辰次が嘘を言ってヒーロー扱いされる辺りも、終盤のテーマに繋がる
大事な展開だったとは思うのですが、ドタバタ騒ぎに紛れてしまった感じなので、
余計に「いきなりシリアス」という感じがしてしまったのだと思います。

後味の悪さは、主人公が殺されるからというのではなく、
大衆以外の何者でもない私が、いきなり「大衆の愚かさ」というものを
つきつけられて、面と向かって「お前はバカだ」と言われたような気になっ
てしまったからというのもあるんですけどね(笑)。


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